こんにちは、旅人採用チームです。
旅人採用を利用していた内定者の学生さんや既に働いている方、旅好きの社会人の方々にお話をうかがっていく、【旅人採用インタビュー記事】企画第8弾です。
今回は、子供の時から大学までずっとサッカーを続け、大学では青山学院大学サッカー部に所属していた石田寛国さんにインタビュー。
就活初期は大手企業を中心に受けていた石田さん。そんな彼がなぜ大手企業の内定を蹴り、最終的にwebマーケティングのベンチャー企業へ就職を決めたのか?をお聞きしてきました!
石田寛国さん
20卒/東京出身/青山学院大学 4年
小学生の時からずっとサッカーを続け、大学でもサッカー部に所属していた。
内定先:株式会社キュービック
目次
サッカー部の活動や、ニューヨークでの年越しを経験した学生生活。
ーー今日はよろしくお願いします。まず、どのような学生生活を送られていたのですか?
石田さん 大学ではサッカー部に所属し、4年生の5月まで本気でプロサッカー選手を目指していました。また、2年次の冬にはニューヨークに行き、年越しをしました 。そこで旅の魅力や多様性のある考え方を知りました。
ーー就活の流れについて教えてください。
石田さん 3年生の2/25から就活を始めました。自分はプロサッカー選手を目指すつもりでいたのですが、親と進路について話し合ったときに「プロを目指してもいいから、一旦就活だけはやってほしい」と言われて就活をすることに決めました。最終的に、7月にWebマーケティングのベンチャー企業への就職を決めて就活が終わりました。
大手企業の内定を断り、ベンチャー企業へ。
ーー6月まで大手企業の選考を受け、内定も取っていた石田さん。そこからなぜベンチャー企業への就活へシフトされたのでしょうか?
石田さん 自己分析の結果、ベンチャー企業への就職を決めました。
5月までは内定を取ることだけを目指して、何も考えずに親から言われた通りに大手企業だけを受けていました。ただ「どこかの大手企業から内定をとる」を目指してどんな企業がいいか、どんな事業をしているかとかもなにも考えずにひたすらエントリーして、選考に行っていました。
6月に入ると、自分が本当にしたい生き方はなんだろう、それを実現するためにはどんな手段/どんな進路を選ぶべきなのかを真剣に考えて、内定のために大手企業を受けるのではなくベンチャー企業を受けて就職しようとなりました。7月に入った時には、内定先のキュービックに完全に絞っていてキュービック以外は受けていませんでした。
自分について深く考え自己分析したら、「プロサッカー選手になりたい!」っていうのは小学校時代一番下手で人に笑われたりしたのを見返したかっただけなのかなと思いました。自分がここまで努力して結果を出してきたから、「努力したら結果が出る」ということを証明して見返してやりたいと。でも本当に自分が人生でやりたいことってなんだろうと考えたら、別に人に笑われたり何言われてもよくて、とにかく自分が死ぬときに「最高の人生だったな」って胸を張れる人生だったらいいなと気づいたんです。
自分が胸を張れる人生ってサッカー選手になって見返すことじゃなくて、「人の人生を楽しくすること」と「自分が挑戦と成長できること」だなと思いました。そこから、その2つを実現できるのってどんな人生だろう、その人生を実現するためには20代前半の今なにをすべき/どんな企業に就職するべきなんだろうと考えました。
自分は本当に大手で良いのか?ベンチャーが良いのか?じっくり将来から逆算して考えた自己分析。
ーー石田さんはどのように自己分析を進められたのですか?
石田さん 「長期的なライフプランを考えて、そこから逆算していく」というプロセスで自己分析しました。「自分は人生で何をしたいんだろう」というところから考えはじめて「どんな人生を歩みたいか」「どうやって死にたいか」を考えました。そこから逆算して、じゃあ何歳で結婚しないとなとか、子供もほしいからお金もいくらくらい必要だなとかまで考えました。
僕の場合はまず、「幸せだという人を増やすために起業したい、結婚もして子供も二人ほしいから、20代の内に挑戦しないとだめだな。だから25歳で起業しよう。」と決めました。でも今ままでサッカーしかやってきてなくて、6月までプロサッカー選手になるつもりだったのでなにもやってない、ビジネスについて全然知らない今の自分じゃさすがに起業はできない。新卒で起業するのではなく、ビジネスについて勉強して戦闘力を高めてレベルを上げてから起業しよう。そのために、経営やマーケティングについて学べて、裁量権が多くて自分で実践できる可能性が高いベンチャー企業に就職しよう、と考えました。
これから就活を始める方にもそんなふうに、じっくり将来から逆算して、「自分は本当に大手で良いのか?ベンチャーが良いのか?」を考えてみてほしいです。
ーーなるほど、では実際にどのような基準で、企業を選んでいたのでしょうか?
石田さん 「人が人生を楽しむ手伝いができる」「自分が挑戦と成長を続けられる」「働いている人」の3つを見ていました。
「人が人生を楽しむ手伝いができる」はそれが自分の幸せにも繋がるからで、「自分が挑戦と成長を続けられる」はそれ自体が幸せに繋がるのと、25歳で起業できるようにするためです。
3つめの「働いている人」というのは、人を幸せにすることを目指している会社で働いている人が「仕事だるい」とか日曜日に明日仕事行きたくないなとか思っていたら、人を幸せにできるわけがないと思うんです。人のためにって言っている会社の人が幸せに働いているかどうかが大事かなと。
面接の逆質問で「会社内が幸せじゃなかったら、人を幸せにという経営理念は実現できないと思うんですけど実際どうですか?」というふうに質問していました。多くの大手企業だと「他の会社に比べたらいいほうだと思うよ。もしかしたらそう思っていない人も一部いるかもしれないけど」というような答えが返ってきたのに対して、自分がいいなと思ったいくつかのベンチャー企業では「全員が多分思っているし、実際にアンケートしてそこに関しては満足度100%だよ」というような答えが返ってきました。
ーーサッカー部と就活の両立をされていた石田さん。自己分析はどういう時間にやっていたのですか?
石田さん 僕は電車移動の時とかの隙間時間を使って考えていました。
あと自己分析って自分一人で考えるだけじゃなくて、人と話すことも大事だなと思います。親/友達/先輩/同期/後輩/先生/人事の人とかとにかくいろんなタイプの人と話すことが良いです。人と話すと「そのフレーズいいな、俺も使おう」となったり、人事の人に「つまりこういうことだよね?」って言われたときになんかちょっと違うな、と感じたら後でなにが違うんだろう?と考えてみたりしました。
ーー石田さんはなぜ20代の内に結果を残さないといけないと思うのですか?
石田さん OB訪問とかいろんな人の話を聞いていると、30代40代で成功している人って、だいたい新卒1年目から結果出しているなと気づいたんです。そう考えたら、「30代になったら結果出せばいいか」とゆるく考えているのではなく20代で結果を出せない人は30代40代になっても結果残せないなと思いました。20代で起業して結果残したいけど、でもそれまでに5年は必要だろう、20代を区切ったら前半は力を溜めて後半で起業というふうに考えました。
ーーなぜ起業したいと思うのですか?
石田さん 「人を幸せにする為」っていうのが大きいです。そのために、「人を幸せにすることを目指している会社」ならどこでもいいかなとも思ったんですけど、でも自分は挑戦と成長もしたい。なによりも成長と挑戦をしながら人が幸せと思うことに取り組める環境って、やっぱり自分が起業をして自分の会社を経営することかなって思ったんです。
ビジョンとかやっていることがドンピシャで合っている会社があったらそこで働けばいいと思うけど、自分自身が挑戦と成長を続けながら、人を幸せにするには自分で起業することが一番どっちも達成できるかな、と考えて起業したいなと思いました。
最初、人を幸せにするなら官公庁とか政治とかも考えたんですけど、やっぱり今の時代だったら民間企業とイノベーションなんじゃないかなと思いました。
最後に。
ーー最後に、これから就活をする方に向けてメッセージをお願いします!
石田さん まず伝えたいのは、ちゃんと「自分ってどんなことが好きなんだろう」「何があったら自分は楽しいと思えるんだろう」を時間をとって考えてみてほしいなと思います。「親に大手企業がいいって言われた」とか、「周りが大手=安定だからとか収入が上がっていくから」とか言われても、自分が本当にそれを求めてるならいいけど本当はそうじゃない道の方がいい人だっていると思います。「自分がなにをしたくて/自分はなにを楽しいと感じるのか/どういうところに就職するのがいいのか」をしっかり考えてほしいなと思います。
また、就活はあまたある手段の一つで、自分の目標に向かうための一つの手段だということを忘れないで欲しいです。就職しなくても他の道もあるし、就職という固定概念に囚われ過ぎないようにしてください。僕は将来起業したいという気持ちが芽生えて、それのために就活して就職の道を選びましたが、就職はただの人生を楽しむ手段の一つであって就職以外の道を選んだから楽しくない人生があるわけじゃないし、第一志望の会社じゃないから人生楽しくなくなるわけじゃない。それを忘れないで就活して欲しいです。
そして、先程言ったように人生を逆算して自分にとってどんなファーストキャリアを選ぶのが良いのかを考えて就活してみてください!
就活頑張ってください。応援してます!
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▼石田さんのTwitterでは、就活についてのことも投稿されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。石田さんのTwitterアカウント→@hIro92_country
▼石田さんのこれまでの人生や就活について書かれたnote→「読めばわかる!才能が無くても勇気を出して発信してる石田寛国の全て」
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