こんにちは、旅人採用チームです。
旅人採用ユーザーの中には、長期・短期問わず留学経験者が多いと思います。
また、世間では以前と比べて日本人学生の留学者数は増え続けており、就活でも留学経験について話す学生は多いです。
しかしそんな学生に多いのは、
「どうやって留学経験をアピールすればいいのかわからない」
「留学経験があれば就活に有利だと思っていたら、esや一次面接で落ちる」
という悩みや現実。
就活では留学経験そのものが強みになるわけではなく、その経験をどう伝えるかが重要です。
ベネッセの調査によると、企業が学生に求めている力に「主体性、問題解決能力、継続的な学習力、チームワーク」が挙げられています。これらの能力は、課題に根気よく仲間と協同して向き合うために必須の能力であると考えられています。留学という慣れない異国の環境で様々なバックグラウンドや考え・文化を持つ他国の学生と関わりながら勉強や物事に取り組む経験は、これらの力を身につけるのに最適なものだと思います。
その中でも今回取材させていただいた渡邊さんは、主体性が身についたといいます。アメリカと香港の2カ国への留学を経験した渡邊さんに、「どのような経験から主体性が養われたのか・どのように留学経験をアピールしていたか」をお聞きしてきました。
渡邊徳章さん
19卒/創価大学国際教養学部卒
大学時代には、アメリカへ1年間・香港へ約半年の留学を経験
国際学生会議・内閣府国際青年育成交流事業にも参加
現在は日系メーカーで国内外のサプライヤーとのやり取りを担当
目次
この記事を読むメリット
1, 留学でどのように「主体性」が身についたのかわかる。
2, 他の就活生と差別化できる、留学経験のアピールの仕方がわかる。
在学中に、アメリカと香港への留学を経験
ーー渡邊さんは2カ国への留学を経験されていますが、それぞれどちらに留学されたのでしょうか?また留学するきっかけは何だったのでしょうか?
渡邊さん 大学1年次から2年次に学部のカリキュラムでアメリカのGeorge Mason Universityに、大学3年次から4年次に大学の交換留学制度を使って香港のUniversity of Hongkong(香港大学)へ留学に行きました。
1回目のアメリカは学部必須だったこと、2回目の香港はアメリカ留学でもっと海外に行きたい・知りたいという思いが生まれたことがきっかけです。高校までは全く海外思考はなかったのですが、アメリカ留学に行ったことで海外の面白さを知りました。
ーー留学期間中で、印象的だったことはなんでしょうか?
渡邊さん 1回目のアメリカ留学では、「英語を通して世界中のどんな人とでも話せたり、考えを聞いたり伝えたりすることができるんだなあ」というのを実感したことです。アメリカ留学が自分にとって人生初海外で、いろんな国から来た人たちと英語でコミュニケーションをとる経験からそれを実感しました。
香港留学は部活やサークルでの活動が印象的です。
アメリカ留学は授業や日々生活することでいっぱいいっぱいという感じでした。その一方で、香港留学は2回目だと言うこともあり比較的余裕があり、それらの課外活動に積極的に参加していました。
◉この見出しのまとめ
1, アメリカと香港に留学。
2, アメリカ留学では、「英語を通して世界中のどんな人とでも話せたり、考えを聞いたり伝えたりすることができるんだなあ」というのを実感。
3, 香港留学では様々な部活やサークルに、主体的に参加した。
留学経験から「主体性」を身につけることができた。
ーー渡邊さんは留学中のどのような経験から主体性が養われたのでしょうか?
渡邊さん 香港留学中に部活やサークルに参加しまくった経験から養われました。香港留学中は授業以外の時間が多くあり、何をしようかと考えていた時に寮の友達がやっていた部活に参加してみました。香港大学では一番最初はハンドボールだけだったところから、友達の紹介などでソフトボール・水球・登山にも挑戦しました。その過程で主体性が身についたなと思いますね。またそうやって主体的に様々な部活に参加した結果、香港人の友達がたくさんできて文化や現地の生活についてより深く知ることができました。
面接でも、このような経験と主体性を結びつけてアピールをしていました。
ーーありがとうございます。香港での部活のお話、とても面白いですね。そんなに多くの部活に参加している留学生はなかなかいないのではないでしょうか笑。でもそれだけ自分から動いていろんな活動に参加したことで主体性が培われたり、香港についての学びも深められたということですね。
ちなみに、留学中に大変だったことなどはあるでしょうか?
渡邊さん アメリカ留学中は、自分の人生で初めての海外生活だったのでなにかと生活するだけで大変でしたね。また、香港のハンドボール部での活動で、ハンドボールのコツを教えるのに苦労しました。自分がもともと日本でハンドボールをかなりやっていたので、チームメイトから「どうやったらもっとうまくできるのか?」と聞かれることが多くありました。その時に、肩や腕の細かい動作を表現する英語がわからず困りました笑。ボディランゲージで乗り切ったり、あとで英語を調べたりして乗り越えました。
◉この見出しのまとめ
1, 香港留学中に部活やサークルに参加しまくった経験から主体性が養われた。
2, 部活やサークルに参加しまくったことで、香港の友達がたくさんでき、香港の文化もより深く知れた。
3, 就活では、様々な部活やサークルに参加した経験と主体性を結びつけてアピール。
就活ではただ留学経験を話すだけじゃなく、「どんな目的で」「どんなことをしていたか」「何を得たか」が大事。
ーー最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします。
渡邊さん 就活で留学についての質問を面接官にされると、だいたい学生が話す留学先で経験したことって似たり寄ったりになってしまうんです。グループワークの約束に遅れてくる他国の留学生への対処に苦労した、みたいな。だからこそ、僕の香港での部活みたいな課外活動や、その人が「どんな目的を持って留学先での日々を過ごしていたのか?」「何を得たか?」等で個性や差が出てくると思います。また、企業もそういうところで学生の人柄や留学の成果を見ているんじゃないかなと思います。
ぜひ、留学先で「自分がどんなことを考えて/どんな目的で」「どんなことをして」「その結果」「そこから何を得たか」を振り返って、アピールしてみてください。
◉この見出しのまとめ
留学先で「自分がどんなことを考えて/どんな目的で」「どんなことをして」「その結果」「そこから何を得たか」を振り返って、アピールする。
この記事のまとめ
1, アメリカと香港に留学。
2, アメリカ留学では、「英語を通して世界中のどんな人とでも話せたり、考えを聞いたり伝えたりすることができるんだなあ」というのを実感。
3, 香港留学では様々な部活やサークルに、主体的に参加した。
4, 香港留学中に部活やサークルに参加しまくった経験から主体性が養われた。
5, 部活やサークルに参加しまくったことで、香港の友達がたくさんでき、香港の文化もより深く知れた。
6, 就活では、様々な部活やサークルに参加した経験と主体性を結びつけてアピール。
7, 留学先で「自分がどんなことを考えて/どんな目的で」「どんなことをして」「その結果」「そこから何を得たか」を振り返って、アピールする。
最後に
渡邊さん、ご協力ありがとうございました!
今回は、大学時代にアメリカと香港への2カ国留学を経験した渡邊さんに取材させていただきました。
渡邊さんの場合は、留学で培った「主体性」を「留学期間中に複数の部活に参加しまくったという経験」と結びつけて就活でアピールされていました。ぜひ、留学の経験をどう企業にアピールしたら良いのかわからない、と悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
また、旅人採用では留学経験のある学生さんの面談も受け付けております。ぜひ、留学期間の振り返りや、自分がそこでどんなことを得たのか?どんな力を身に着けたのか?どんなことを企業にアピールするか?等の掘り起こしや考えの整理として利用してみてくださいね。 旅人採用には留学経験のあるカウンセラーもおりますので、留学経験者ならではの就活の悩みや相談もどしどし受け付けております!
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